ワンちゃんの 輸血の難しさ !!
2014, 8, 12 (火)
今回のげんた君の輸血の件で 輸血の大変さを知りました!
げんた君は術後 の合併症 敗血症治療のために輸血が必要とのことで 色々と調べてみました。
そして どの犬も供血犬になれるわけではない事を知りました!
献血していただく動物(ドナー)の条件
犬
年齢:1-7歳
体重:20kg以上
・狂犬病予防接種、混合ワクチン接種およびフィラリア予防が毎年されている健康な犬
・麻酔をかけずに採血可能な温厚な性格
※以下の項目に該当する動物はご登録いただけません。
・過去に「輸血を受けた」ことがある
・妊娠、出産したことがある
・全身性の感染性皮膚疾患がある
・これまでに血液媒介性の感染症に罹患または罹患した疑いがある(バベシア症や犬ブルセラ症など)
・秋田犬
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上記の記載事項を見ると ホントに限られた犬しかドナーにはなれないという事
ワンちゃんの血液型は13種類以上あるといわれています。
国際的にはDEA(Dog Erythrocyte Antigen=犬赤血球抗原)式による分類がよく用いられています。ワンちゃんの場合、1頭で複数のDEA型を持っています。
ワンちゃんは、初回の輸血の際は血液型が一致していなくてもあまり問題にならないと言われますが、これは、最初は他の型に対する抗体を持っていないためです。しかしながら、過去に輸血経験があったり、咬傷経験があったりすると、抗体が作られている可能性があり、2回目にその血液型が入って来たときに抗体が反応して拒否反応を起こすことがあるため、血液適合試験が必要になります。
先述の通り、ワンちゃんにはたくさんの血液型がありますが、輸血の際の血液の適合性をみるため重要なのは、DEA1.1の判定です。DEA1.1は赤血球表面抗原のタイプの中で最も抗原性(輸血したときに拒否反応を起こす性質)が強く、不適合な輸血により重い副作用を生じる可能性があるからです。
また、DEA1.1には陽性(+)と陰性(-)があり、DEA1.1(+)の血液をDEA1.1(-)に輸血すると急性溶血反応※という命にかかわる状態に陥る危険性もあります。なお、その逆では問題なく輸血することができます。
最も望ましいのは輸血をする前にしっかりと血液型を判定していることです。人と違い犬の詳しい血液型を検査できる動物病院が少ないのが現状ですが、最低限、輸血の際に問題となるDEA1.1の判定を行っておくと安心だといわれています。
※急性溶血反応とは、ドナー(供血犬:血液を与える犬)の血液中の抗体がレシピエント(受血犬:血液をもらう犬)の赤血球を攻撃するため、レシピエントの血液が破壊されること。
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犬の血液の種類の多い事 血液の祭の適合性をみなければばならない事
など犬を連れて行っても 適合しない場合は献血出来ないわけですよね・・・・
どうぶつの輸血医療の現状
人と違い、どうぶつの場合は献血を行い保存しておくような血液バンクなどの仕組みが現状でほとんどありません。このため、動物病院によっては健康な若いワンちゃんやネコちゃんを供血犬、供血猫として飼育し、輸血が必要になった時に採血して輸血を行う方法をとっているケースがあります。また、協力してくれる飼い主さんに呼びかけて、供血犬、供血猫の登録制度を導入し、いざ輸血が必要になった時に輸血用血液をもらうようにしている動物病院もあります。
しかしながら、その制度の導入もなかなか難しく、お友達の血液型の合うワンちゃん、ネコちゃんをご自身で探していただき、お願いしているというのが現状のようです。
そして上記の供血犬を自分で探さなくてはいけない場合が多い!
こうなると げんちゃんの様に自分の犬が輸血が必要になったらと思うと・・・・・
どうしたらいいんだろうと思いますよね・・・・
こうなると 頼るのは 近所の大型犬 それも血液の合うワンちゃん・・・・・
病院側で協力してもらうしかないですよね!! でも・・・無理となると・・・・
今回の事があって 今度ひなも血液検査をしておこうと思ったよ!!
いつ輸血する場合が出てくるかも知れないし もし近くで輸血が必要としているワンちゃんがいたらお役にたてるものね!
体重20K以上で1~7歳までのワンちゃんがいるご家庭も 考えて頂ければ嬉しいです!
いつ輸血が必要になるか分からないげんちゃんに 仙台市泉区近辺でげんちゃんに輸血用血液を下さるワンちゃんがいましたら コメント頂けたら嬉しいです!!
よろしくお願いします!
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コメント
私も わんこの血液型があるのかないのかも
知らず 検索してもむずかしくて わからず。。
何も知らなかったんだなぁと痛感しました。
フェイスブックで問いかけてみたけど。。。
どうにか みつかりますように!!!
投稿: まろんごぅ | 2014年8月12日 (火) 17時40分
chocoママさんの記事、抜粋させていただきました!
私もうちのココの血液型、知らない。。
いざというとき、公的バンクがないこと、これは痛いよね。。
獣医さん、ただでさえ忙しいのに、供血犬の組織化までしなくちゃいけないなんて無理だと思う。
国や自治体レベルでやらなくちゃいけない話だよね。。
投稿: じゃまいここ | 2014年8月12日 (火) 19時16分
輸血の難しさ、初めて詳しく知りました。
小型犬には供血は全く無理なんですね。
chocoひなママ様のブログ記事をリンクした記事を、
先ほど更新させていただきましたm(_ _)m
供血出来るワンコが見つかる事を祈ってます。
ゲンタ君、せっかく手術を乗り越えたんだもん。
頑張ってほしい!
投稿: すみこ | 2014年8月12日 (火) 20時27分
私も、
自分のブログで、拡散しました。
すみこさんのブログと
chocoママさんのブログの
リンクを貼らせていただいています。
ワンコの輸血のこと、
詳しく知ったのは初めてでした。
シフォンちゃんは小型犬で
供血できない、って言うことも初めて知りました。
ゲンちゃん、何とか頑張ってほしい。
どうか、
供血できるワンコが見つかりますように・・・。
投稿: オリーブ | 2014年8月12日 (火) 21時15分
はじめまして いつもブログ拝見してます。
2011年7月17日ピッコラ産れの
ドゥードルを飼っています。
げんた君の事を知ってウチの子にもお手伝いができないか…と思いメールしました。
私も仙台市泉区に住んで
います
体重も24キロあり病気や皮膚病もありません。
ただ、血液型が解らないので
お役にたてるかは…
もしよかったらげんた君の飼い主さんに
ご連絡してみて下さい。
投稿: 高橋 | 2014年8月12日 (火) 22時08分
chocoままさんからの拡散によって
投稿された高橋さま
chocoママさん!
供血していただける
それも仙台のお住まい!ドゥードル家族の方からの連絡すばらしいよ!
どうか合う血液型であり
げんちゃんに輸血ができることを祈ります。
投稿: ここな | 2014年8月12日 (火) 22時27分
高橋様
同じくピッコラドゥーのルキヤの飼い主です。
ありがとうございます!!
どうかどうか、よろしくお願いします!
ほんとにありがとうございます。
chocoひなママ ありがとう!!
投稿: カメ | 2014年8月12日 (火) 22時36分
コメント頂きありがとうございます!!
とってもとっても嬉しいです!!
今 高橋様にメールを入れさせて頂きましたので
よろしくお願い致しますm(_ _)m
本当にありがとうございました!
後は血液が合うことを祈るばかりです!
投稿: chocoひなママ | 2014年8月12日 (火) 22時57分
高橋様
わぁーーー
本当に嬉しいです!
ありがとうございます!!
投稿: じゃまいここ | 2014年8月12日 (火) 22時59分
血液型合うといいですね
絶対に合いますように
もう神様に祈るしかないけど祈ります。
投稿: おーぺいこ | 2014年8月12日 (火) 23時12分
高橋様のお申し出でブロ友さん達の気持ちも明るくなりましたね!
本当に良かったです。
血液型が合ってくれることを祈ります。
投稿: ピンタワちゃん | 2014年8月12日 (火) 23時57分
chocoままさん、ご無沙汰しています。
ゲンタくんの事、自分も心配ですが
何も出来なくて歯がゆい思いをしています。
輸血の記事、事後承諾ですけどリンクを
貼らしていただきました。
1人でも多く、協力してくれる方が見つかりますように。
投稿: ピクシーパパ | 2014年8月13日 (水) 09時30分
皆さまへ
コメント及び拡散ありがとうございました!!
昨日輸血しましたが
明日以降の分が足りません・・・・
供血出来るワンちゃんが早く見つかればよいのですが・・・
皆さま ご協力お願いします!!
投稿: chocoひなママ | 2014年8月14日 (木) 12時47分